携帯電話のあるべき姿

ほかのWindows Mobile機との違いはどこか――「EM・ONE」
3月31日のサービス開始に向けて、イー・モバイルの第1弾端末「EM・ONE」の予約が始まった。これまでのWindows Mobile機とEM・ONEは何が違うのか、まとめてみた。
（中略）
携帯電話として通話できないEM・ONEだが、音声を再生するためのステレオスピーカーと、ボイスレコーディングなどに利用する録音用のマイクが搭載されている。Skypeなど、Windows Mobile上で動くIP電話ソフトや音声チャットソフトをインストールすれば、内蔵のマイクとスピーカーで、携帯のような音声通話も行えなくはない。

「EM・ONE」の“ここ”が知りたい（1）：ほかのWindows Mobile機との違いはどこか――「EM・ONE」 - ITmedia Mobile

やはり，これからのケータイはこうあるべき．だと思う．
「通話」と「通信」も，究極的には同じことをしているのに，何故分ける必要性があるのか．PDAにマイクをつけて，Skype入れちゃえば5000円くらいで通話も通信も定額になるという現状は，確かに存在する．
がしかし一般のユーザーがそれを知らないのは，通話料金でがっぽり儲けているケータイキャリア各社の保守的な姿勢が存在し，隠蔽されているからではないだろうか．
イー・モバイルがやっているようなことが全国で始まったら，私はスマートフォンをいつまででも出さないauには見切りをつけて，さっさと移住するつもりでいる．

SkypeOutを使えば，ケータイとの通話が17.5円/分，固定電話との通話に至っては2.7円/分で話せるというから驚きだ．海外への通話も特筆すべきものがある．Skype環境の整った条件下ならば，国内と海外がほぼ同等の値段で話せる．Skypeを使ったことのある人なら分かると思うけど音質は良すぎるぐらいに良いし，例えばhttp://www.screamingbee.com/product/download.aspx:title=こういうソフト]を使えば自分の声を変えて相手と通話することが可能だ．
このSkype（もしくはそれに類するソフトウェア）が実現する，既存の「ケータイ通話」という概念を淘汰した新しい携帯通話モデルの唯一とも言える欠点が，発信元を今のように特定できないことであろう．
今は発信者番号さえ分かればこういうページで，相手のキャリアから地域まで，誰でも簡単に調べることができる．が，SkypeとかだとIDの上でも声の上でも全く架空の人格を作り出すことが可能であり，簡単に普及しない理由は，仮垢やネカマへ抵抗というのもあるのかなと思う．
しかしまぁこれも考えてみれば今と殆ど変わらないものだということに気付くわけで．発信者番号（例.090-****-****）を変える方法はあるらしい（詳しくはしらない）し，それに所詮は誰かの目が届く元で交信されているデータなのだから，先のような心配や抵抗感は皆無といっても良い．

NTTDoCoMoやauが悠々と台頭していられるのは，果たして何年先までだろうか．