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筑波大学管弦楽団 第61回定期演奏会

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彼女を誘って行ってみた.

指揮 田中一嘉

筑波大学管弦楽団

最前列はええですなー.
私は管弦楽に対して大した造形など持ち合わせてはいないし,いろいろと語れた立場ではないが,一般にホールの最前列で聴く管弦楽は音がちらばっちゃってあまり宜しくないものであるとされている.


私は今回の定演で弦楽器奏者の細かな息遣いや仕草を観察したい為に最前列のチケットを求めたが,なかなか良かった.管弦楽で居眠りしなかったのも初めてだし(笑)
最前列だとヴァイオリンの弦が切れたことがすぐに分かった.ヴァイオリンの弓というのは,二胡の弓の値段(5千円〜2万円?)からすると考えられないくらい高価で,楽器本体価格の約半分が相場だという話を聞いたことがある.演奏中にやっぱり何本か切れたりするわけだけれども,そのまま切れた弦をぴろぴろさせながら引き続けるのも格好悪いので,奏者は休符が続く時に急いで引きちぎっていた.若干いらいらしながら.
本当はハサミで丁寧に切ってやるのが弓の為には良いんだろうけど,演奏会中だし仕様がないとは言えもったいないなと思った私は貧乏学生.
ヴァイオリンも二胡も息遣いの点に関しては似たようなものらしい.弓だけじゃ表現の幅が狭い為,呼吸を使って(背筋が伸びるようなイメージで)音に色つやを与えているようだった.いろいろ勉強になった.


管楽器?なにそれ美味しいの?
正直管楽器の音が遠いというか,音が遠くにある感じだった.よく言えば音に奥行きがある(ありすぎる)ということなのだろうが,重厚感はちょい後ろで聴いた時のほうがあったかなー.最前列トリックの一つだろうが,そこだけ気にする人は気にするかもですね.


大好きな新世界交響曲も初めて第三楽章を聴けて満足.そしてステージの高さ的に,3時間見上げっぱなしで首が痛くなってしまったのはご愛嬌(笑)
チケットを格安で譲ってくださりありがとう&お疲れ様でしたー >>おぉやん&ゆっぴー