日々是餃子おかわり!

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巡検2日目

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アポイ岳7合目の露頭まで登って,観察したりしてきました.


北海道の背骨にあたる日高山脈は海底プレートの遥か下部,マントルと地殻の境界にあたる部分が,地表に露出してるという大変珍しい場所であります.
日高山脈の成因は色々な説がありますが,プレートテクトニクス的な考え方が一般的なようです.
私も大学に入るまで知らなかったことをさもたった今見てきたように,若干噛み砕いて書きます.北海道は昔西と東に分かれていました.北太平洋プレート(東側の海底プレート)は千島弧(大陸プレートの一部)にぶちあたり,海底プレートが2つに裂けちゃいました.下側はマントルに沈み込んでいきましたが,上は持ち上げられてしまいました.それが日高山脈になったのですが,さっきまでそれを観察していました.

北海道の山に登るのは初めてで,冗談じゃなくクマ注意だったり植生が特殊だったりして興味深かった.



アポイ岳からえりも岬をのぞむ.風が吹いて気持ちEEEEEEEEって感じです.
日高山脈は海からズドーンとそびえているので,山の上から海に沈む夕陽が見えるってさ.




カンラン岩とハンレイ岩の境目かと思いハンマーでたたいてみたら全然違った(一応国定公園の調査許可は得ている).風化を受けた表面だけで判断しちゃだめだねぇ.




せんせいのお話を聞く.




これは良いカンラン岩ですね.
もっと良いサンプル欲しかったなー.