The Phantom of the Opera
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あれーもう昨日のことだけど,うちの大学のミュージカルサークルが番外公演的に取り組んでいた,オペラ座の怪人を見てきました.今回私はスタッフにも不参加でしたが,感想を少し.
この公演の演出さん(映画で言う監督みたいな立場)は博士課程の院生だ.しかも,物理学を専攻しニューヨークの研究所に留学するぐらい優秀な研究者なのである.院生が一夏をかけたミュージカルの指揮を執るなんて,どれくらい大変なのか想像もつかない.学会もあるだろうし自分の研究も進めなくてはならないからだ.ぼくらが「ああ忙しい忙しい」なんて普段言ってる忙しさぐらい,小指でデコピンして弾き飛ばせるくらい想像を絶するものだと思う.
忙しさをはねのける一番の活力剤は,作品に対する愛だと思う.作品の中で演出さんは主役のファントムをやっていたけど,歌を聴いてて本当にこの作品が好きなんだなと思った.
やはり番外公演ということで規模が小さく,舞台もシンプルで作品をやるのには勿体無く思った.あとBGMももうちょっと音量が大きいほうが荘厳な感じが出て良いのかなぁと思った.
けどキャストをやると分かるけど,音楽に自分の歌声がかき消されちゃうと悲しいんですよねぇ・・・.「耳に入る音の90%は,壁とかに反射して形成された間接音」みたいな話を聞いたことがあるけど,広い箱で歌おうとするとどうしても拡散しちゃうから,厳しいんだろうなぁ・・・.学生のサークルじゃワイヤレスマイクを導入するのって難しいみたいだしー.
話は逸れちゃったけど,役者さんたちの掛け合いも好きですしなかなか良かったですよー.夏休みを返上して頑張った皆さんに拍手.