世間が亀田を嫌う理由
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亀田大毅と内藤大助(WBCフライ級王者)がボクシングの試合をした.亀田は戦う前に「負けたら切腹する」と自信のほどを見せた.結果は亀田の惨敗.しかも反則を繰り返してのみっともない負けであった.
試合を観戦した前WBAスーパーフライ級王者名城信男(六島)が吐き捨てた。「亀田はボクシングをなめている。最低の負け方だ」
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最初に言っておくが,私は亀田選手が負けて,内藤選手が勝ったこの状況が相当嬉しい.
朝起きると,亀田びいきで有名なTBSが「亀田神話崩壊!!!ざまぁ(´ー`)」の論調になっていて驚いた.内藤選手が勝って嬉しいと感じた人はネットの世界だけかもしれないが,少なくともネットの世界の大多数の人と私は意見が同じである.
小さい頃,私はいじめられっこだった.あだなは「デブコン2」だったし運動会でゴールテープを切った記憶なんて一度もないし,何故か私だけ人よりも上履きをなくしやすかった.
そして悲しいかな,人は生まれながらにして弱肉強食の輪廻の中に身を置いている.考えてみれば全くその通りで,精子が卵子と出会うのなんか10万分の1の確率とも言うし,受験競争とか給食のフライドチキンじゃんけんとか考え始めると,もう,自分が今ここに生きている確率なんて気が遠くなるほど膨大な数となろう.
淘汰する者とされる者の数は圧倒的に淘汰される者のほうが多い.所謂いじめられっ子であるが,私は典型的ないじめられっ子だった.そしてこの理論でいけば,世の中には広義でのいじめられっ子が圧倒的に多いということになる*1.
今回はまさにこの「いじめ−いじめられピラミッド」がひっくり返った構図である*2.亀田選手は典型的ないじめっ子である.そして内藤選手は典型的ないじめられっ子である.だからこの結果にみんな満足しているし嬉しいのだと思う.
ここで重要なのは,メスは強いオスを選ぶということである.
いじめっ子はいじめられっ子よりも強いので当然モテる.私は顔も怖いしあまり言葉も上品じゃないし,亀田興毅がモテる理由がつい先ほどまで本当に分からなかったがそうか,女子は強い男子を選ぶのだ.これは本能的なものなので,私のようなヲタクでいじめられっ子な男子はどう足掻いても一生非モテなのはしょうがないのである.
だが,こう考えると淘汰された者が淘汰した者を妬むことも,随分と本能的な行動のような気がしてくる.言葉遣いが下品で幼稚な亀田一味なぞ,まだまだ可愛いものかもしれない.