奇行

…とりあえず一旦冷静になりつつ、『パラサイト・イヴ』の内容のほうへ。

思っていた以上に、なかなか科学的な作品である。人間の細胞の中にはミトコンドリアという別のＤＮＡを持った（！）生物が寄生しており、我々にエネルギーを与えてくれている。このミトコンドリアに、我々人間は乗っ取られるのではないか？、という点にスポットを当てつつ話が展開されていく。

交通事故で妻・聖美を失った生化学者・永島利明は、妻の肝臓を取り出して培養しちゃうのである。しかし、それは仕組まれた罠であった（ニヤリ）。実は聖美はミトコンドリアに操られていて、人類を滅ぼしてやろうと企んでおり…というようなお話。

感心したのは、本性を現した聖美（ミトコンドリア）が怒った時に取る行動。
聖美が目をカッ！と見開くと、相手の体内細胞に寄生しているミトコンドリアが一斉に反応して（ｗ）細胞内のエネルギーが暴発、相手の体から一瞬で炎が上がるのである。
これには度肝を抜かれた。なんでもありだなおい。