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太陽まであと一歩

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やばいやばい.さすが大都市東京.芝居のレベルが冗談じゃなく高かった.

ブルースカイ・キッド
五月。大学助教授の智は、義理の姉・友子に呼び出される。
映画監督である兄の明が、自作の映画を見ている最中に眠り初め、一週間経っても目覚めないというのだ。


「あなたにも、その映画を見てほしいの」


と友子が智に頼む。
タイトルは『風の転校生』。

明と智が、23年前に経験した出来事を忠実に再現した映画らしい。
明の自宅で上映が始まる。
映画には興味がないと文句を言っていた智だったが、あるシーンでいきなり叫ぶ。


「止めて!映画を止めてください!」。


スクリーンの中には、出演していないはずの明の姿があった……!

昨日の話.
彼女と一緒に阿佐ヶ谷のアルシェという小劇場まで,お芝居を観に行っていた.彼女の親友が出るとのこと.最初は渋々着いていくことにしたが(チケット代が2000円と高め),芝居を観て愕然とすることになった.
筑波の学生芝居と,東京の劇団芝居.Lvが違いすぎだった.なんかもう,別次元で創造された作品を観ている感じ.
私の目の前で,箱庭のような別の世界が動き始める一瞬さえ感じることが出来た.そんな舞台だった.涙の出た芝居もそういえば初めてだったなぁ..
今回観たやつは,脚本が大変秀逸.けっこう有名な脚本家さんの作品だそうだ.途中でホロリとさせながら,最後は笑いの方向に持っていった演出も心憎いものだった.
そしてキャストも勿論素晴らしい.声量が大であり,また役作りが非常によく出来ている.おばあちゃんキャラなんか,おばあちゃん専門で10年以上ずっと磨きをかけてきている人もいると聞く.彼らは何よりもまず,「やる気」が違う.と思う.私なんかとは大違いだ.
劇団だけで生活できる人は社会の中でごく少数だ.劇団員の多くは,バイトを続けながら劇団に所属して芝居をやっているらしい.彼らに共通するのは,自分のやりたいことをやっているという自信だろう.なんだか,ちょっとだけ,元気をもらえた気がする.
また機会があれば,こういう劇団のお芝居を是非とも観に行ってみたい.たとえ名の知れた劇団でなくとも,たとえアカデミー賞にノミネートされず世界的な評価を付与された芸術作品でなくとも,私はやっぱり遠くへも出向いて芝居を観たいと思う.舞台は生ものだし生きているから.そこには映画以上の瞬きがあるような気がするから.