アニメ『ひぐらしのなく頃に』打ち切りってマジか

これはひどい

ひぐらしと言えば同人サークル「07th Expansion」の代表作だが，サウンドノベルが私けっこー苦手というか，一話進めるのに10時間以上かかるゲームをやる時間がなくて，半年間くらい敬遠していた．
最近アニメのひぐらしを見始めたんだけど，予想以上に面白く，よく出来ている話に感心しながら3日間で37回の放映分（1期2期合わせて）を見終えた．

最近は作業画面の半分以上を占拠してしまう娯楽はFPSぐらいしかやっていない．ここのところ私は，ニコニコ動画にしろピアキャスにしろ音声を絶えず垂れ流してくれていて，レポートとか編集をやりながら気になることがあったら目線を15cmほど移動させて情報を得るみたいな，そういうながら見の出来る，もしくはネトラジ的なインターフェイスが大変気に入っている．ニコニコ動画だけじゃなくGoogleTalkで受信するTwitterの情報なんかもそうだよね．
日々見たいアニメは増え続けるばかりだし，ぬるおたとして得ておくべき情報は膨大し続けているのである．作業効率が落ちるのは分かっているけれど，ささっと仕事を終わらせた後に，正座し姿勢を正しながらアニメや情報を見る気は起こらない（よっぽどじゃない限り）．
確かにレポートを書きながらアニメのストーリーを追えるはずもないしシークバーを5〜6回戻すことも度々だが，気楽に色んな情報が得られるこの生活は良い．
作業の合間合間で出来る手軽さが私にバカウケで，こんな微妙な試聴形態は続いていきそうです．
これなら色んなアニメを試聴出来そう．今もJohnSakageたんのCS:S配信とか永井先生の配信を聞いてたー．

そのアニメ版『ひぐらしのなく頃に』が11話分をもって放送打ち切りというじゃないか．2chで見かけてびっくりした．ひぃぃせっかく最後までひぐらし見れると思ったのに＞＜
どうやら京都で起こった，16歳の専門学校生が警察のお父さんを手斧で殺した事件がきっかけらしい．青少年の犯罪を，まとめてアニメやゲームの所為にする風潮はどうにかならんもんかなー．

アニメ会社側に言いたいことだけど，自分達の作品に自信が持てないのはすごく悲しいことだと思った．とりあえずネタが欲しいメディアに「ひぐらしの所為で少女は犯行に及んだ」みたいなことを書かれたから自重しました．とか，確かに大人で日本人的な対応の仕方だとは思うが，視聴者にとってはちょっと残念だよねぇ．
かなり前の話だが従軍慰安婦問題で旧日本軍の戦争責任(笑)が取り沙汰された時に，宮澤総理大臣が間髪入れずに謝罪を入れた時と状況がすごく似ている．自分の祖先に自信が持てんのかと小一時間．
みたいな．
まぁ，DVDは出るみたいなので，暫く待ちですね．

私はどこまでもぬるおたなので，大手同人サークルでパッと脳裏をよぎるのは東方Projectシリーズの上海アリス幻樂団と07th Expansionぐらいですね．で，商業路線をとらない東方の神主と違い，アニメ，週刊誌，漫画単行本，小説，さらには映画といった商業路線をとった龍騎士07ですが，それで「あまり出していても批判ばっかりで面白くない．辞めたい」と言ったことに対して，それを非難する人もいるらしい．
まぁ当人はどうあれ売れているのは事実なわけで，作品に共鳴・共感している人はかなり多いと思う．やっぱり同人活動に興味のある者として，同人発でここまで巨大化したのもすごいと思うので，アニメが中途半端なところで打ち切りになっちゃったのは本当に悲しいのう．

ちなみに話は戻るけど，こういう微妙なアニメ試聴形態だから，いつまで経ってもぼくはぬるおたなのだということぐらいは，ええ，自分が一番よく分かっておることであります．