ぼくも月にメッセージ投げた

JAXA -セレーネ「月に願いを！」キャンペーン
今まで放置していたけど，一応自然学類だしつくば市に住んでるし．レポートの合間に応募してみた．詳細はよく分からんが，衛星に貼り付けたボードに小さな文字（1文字35μm(!)）で書かかれた文章を募集し，月の引力でメッセージを落下させる届けるらしい．赤血球320個分を敷き詰めたぐらいの小さなスペースに，自分の想いを載せて月まで届けるとは，なんとも浪漫に満ち溢れたイベントじゃないか（赤血球は一粒約8μm）．つくば市に住む人は全員応募するように．締切は2007/1/31．なんと明日．
私．

二胡弾き地質学者の道をあるけますように．

割と切実．
3/20で衛星の打ち上げに失敗しているH-IIAロケットだけど，50万人超のみんなの願いが詰まったこの衛星が落ちたりしたら，ちょっと面目丸潰れだよね．頑張ってJAXAさん！

しかし，30文字（=メッセージ最大20文字，氏名最大10文字）ギリギリ一杯にメッセージを込めても，

35×10^-6×35×10^-6×30
=0.00000003675[m²]

ぐらいの大きさにしかならないんだよ…ちょっと！いくつゼロがつくの＞＜
顕微鏡で見えるの？ゾウリムシの面積が，

2×10^-4×5×10^-5
=0.00000001[m²]

なんだぜだぜ？（Wikipedia参照）つまり，367人分のメッセージが集まって，ようやくゾウリムシ約100匹分の面積と等しくなるくらい，小さな小さな文字で書き込まれるんだね．「あなたの名前とメッセージを月へ届けます」とあるが，ゾウリムシの半分ぐらいの大きさなんて，どう見ても顕微鏡でしか見えません．本当にありがとうございました．
確かに浪漫はあるが…．気になったので，衛星にはめ込むという一枚のシートに，最大で何人分のメッセージが書けるのか計算してみた．

160×10^-3×282×10^-3/(3.675×10^-8)
≒1,227,755[人/シート一枚]

おそらく，松本零士とかはシート（160[mm]×282[mm]）をまるまる一枚使うのに対して，一般人はなんと約122万7755人で一枚のシートをシェアするという有様．いくらなんでもこれはひどい．
というか，「はやぶさ」の時みたいに約88万人分のメッセージしか集まらなかったどうするの＞＜仕事が少なくなった＼(＾o＾)／と喜ぶつもりかしら．この格差は何か．国の機関である宇宙航空研究開発機構JAXAともあろうものが，ここまで露骨な区別をつけなくても良いのに(笑)

引用元：
昨年11月20日に、世界149ヵ国から寄せられた87万7490人の名前を小惑星イトカワに届けた探査機「はやぶさ」のキャンペーン「星の王子さまに会いに行きませんか」も、同じ協力で実施されました。